1)講師挨拶
宮崎)この会も12年目に入った。コーチングは1997年に日本に入って一時期はすごいブームがあったが続かない人がいっぱいいた。ブームが下火になった時に本気かどうか分かる。政治的なことも言葉のマヤカシがあるからよく注意した方がいい。コーチは言葉の意味を注意して聴いている。
2)3人組 雑談タイム
<感想>
山)雑談するか しないか。雑談って何なのか?目的あれば言えるが・・目的や結論がないのが雑談だと思う。聴いていると結論を求めちゃう。
大)寺さんの恩師が亡くなった話し。近況報告から話が広がった。
船)コーヒー飲みに誘っても夫は嫌がる。私は何時間でも話せるが
夫は「何をそんなに話すことがあるんだ?」と。
宮崎)男と女の脳の使い方が違う。男は左脳で理詰めで話すコミュニケーション。おばさんはいっている私でも 女性の「生理的にイヤ」が理解できない(笑)今の時代黙っていると自分の首を絞めることになりかねない。情報が飛び交い話をしないと分かり合えないが高齢の男性は籠りがちになる。「何を話したらいいのか?」とテーマがないと話せない。右脳の女性はただ浮かんだものを話す。
沢)小さんがいいお話をして共通点を出した。共感のある雑談。
光)テーマがなくても雑談には中身がある。雑談力で人の本音が聴けるが 自分の事はバリアを張りたくなる(笑)
宮崎)アサーションでは相手を大事にして関わる。「これを言っていいのか?」「 これ言ったらどうなるのか?」と気にしている人は多い。葛藤を起こすその人のあり方。コンピタンシーを使っているのは大多数の人が指示していると思うから。コミュニケーションで何を大事にしていくのか。お互い気持ちよく言い合えるには色々学んでいかないと。背景には哲学があるから深めて行くには知識が必要。誰とでも話せるように雑談力も必要。
駒)私が色々勉強しているのは 自分をもっと好きになりたいからやっている。
古)学びたいのは自分で言いたい事が言えるようになること。
渡)コーチングは分からないが 聴いてもらう体験をしたらその後私が聴けるようになった。だからここでは話を聴いてほしくて来ている。
3)同じグループで話し合う テーマ 『自分はどんな時に質問するのか?』
高)相手の方向性が分からない時に次々質問する。分かりたいのかも。
岡)相手に関心や興味がある時。
小)知りたいから。
渡)あり方とスキルの話が出た。
中)ほぼ自分の為に質問する。知りたい 教えて欲しい 相手と関係を続けたい。
大)相手を理解したい時。
宮崎)コーチングにおいてはこちらだけじゃなく 相手がはっと気づくような質問が重要。それには関係性が大事でこれを無視してはできない。お互いに変化する時にコーチングは機能している。今まで考えたり思えたり出来なかったことがやれる。お互いに成長できる関係。互いに変化する力がある(無限の可能性がある)。
相互作用で五分五分の関係でいること・・これがICFの見解。ポジティヴ心理学が根底にある。それぞれが幸せになるためのもの。
4)今日のコンピタンシーについて解説
『コーチはクライアントが自分を正当化したり 過去を振り返ったりするための質問ではなく 相手が本当に望んでいる方向に進んでいける質問をすることができる』
宮崎)その人がどうなりたいのか?目標がなくても大丈夫。日本人は意外と持っていないが あり方がはっきりすればいい。例えば「のんびり過ごしたい」でも色々な事がある。その人が望んでいる生活ができればいい。
5)デモンストレーション コーチ:宮崎さん クライアント:小さん
①過去を振り返る質問 (どんな感違いをしたか 何故したか? )
②コーチング的質問 (この体験でいいきっかけになると思うことは?)
6)このデモを聴いた感想を話し合う。(同じグループ)
<感想>
銅)①は聴いていて全く違和感がなかった。②は小さんの切実感が出て来た。
中)雑談だと過去の話ばかりで これからの質問はない。
細)①は不安を煽るような感じ。②は具体的で小さんの中から自然と出た。
古)①は出来事どまり。②は小さんのあり方から具体的に実行する話。
船)①は最後はモヤモヤ。②は最後がはっきり。でも前段あってのコーチング 二つ合わせて一つの物になると思った。
沢)小さんに「いきなり②の質問をされたらどうだったでしょう」と質問したら 「同意を得られてないから否定されたように思うだろう」という答えだった。やはり前半あっての後半だが 私は前段が長くなる。
宮崎)小さんが「話してよかったな」と思えばいい。こちら側の興味だけで聴くと話が長くなる。相手に対して温かい気持ちがあるか。
小)話していて私が動けるターニングポイントがあった。雑談は核心に触れずぐるぐる回る。お互いにそこに触れないから楽。
<休憩>
7)2人組を作る テーマ「ちょっと気がかりな事」
Aさん:コーチ Bさん:クライアント
*すぐに答えられない人には見つけていく質問を。
気がかりがない人に対しても「ないってことは全て上手く行っているってことですか?」など質問はある。
①過去を振り返ったり正当化することを聴く 15分
②コーチング的(前に進むための)質問をする 15分
③終わったらお互いに感想やはっきりした事を話し合う
④役割交代して同様にする
8)全体振り返り (自由発言)
岡)雑談の時は関係づくりが楽しい。コーチは具体的な方法 前向きな質問をする。やってみようという気持ちになった。
細)格安航空会社に少し気がかりある。気持ちの奥にはそこまでして行くことでもないと思った。もし飛行機が飛ばなかった時の対処法を自分で探してみよう。
高)時間を区切っていたが信頼を感じた。自然とどうしたらいいか分かって幸せなやりとりだった。
銅)過去を振り返る質問は出来たが その後相手は同じ話をグルグルと。
宮崎)ポイントが聴けていないと同じ事を言う。また何を言いたいのか明確でない。
駒)気がかりの話からやりたい事に変わったら 自分は面白い人だなと思った。
沢)具体的に明日伝える事がレベル3から10に増えた。最後は根本の出来事がある。
宮崎)コンピタンシーは掘下げると色々な視点がある。解釈が難しいが この基準を守る。コーチの質を落とさないように資格を取るのが難しくなってきた。私もレベルアップしていきたい。自分とコーチングがどうつながっているのか関係を作ることが大事。折角出会ったのなら普通のコミュニケーションで使って欲しい。
小)自分では大したことない事でも 口に出すとやる気が湧く。家や仕事で使える。