コンピタンシー『コーチは既存のものではない新しいアイデアや解決方法を探ったり 様々な選択肢を評価したり 関連した決断を下せるように働きかけることができる』
(1)講師挨拶
宮崎)コーチングをしなくても死なない。じゃ何のためにやるのか?と考える人は少しいる。人の世話をするのは面倒と感じて 自分が誰かのお世話になっている意識がない人が多い。コーチングを学ぶ人は奇特な人。恩恵は自分から取りに行く。人様にお返ししたいという考えは古いのかもしれない。コーチングを受ける前と後が違うから続ける。同じならやらない。どういう意識でやるかで変わる。
当初「あの宮崎さんがやるんだから大丈夫」と言う人が10名いた。
その後の違いをいいと思ったから続いている。プロコーチになるより人とのコミュニケーションスタイルとしてやる。結果自分とのコミュニケーションがスムーズになる。
カウンセラーとコーチをつけているから今日まで生きてこられた。人生は思い方次第 どこに焦点を当てるのか自分に問いかける。
銅)最初は娘のお弁当作りがテーマで「あなたはどうしたいの?」と聞かれまず自分の事をはっきりさせた。娘を応援したい気持ちを実現すると段々ハッピーに。勝手な思い込みがあるが ここで毎月話して心のお掃除している。
宮崎)「どうしたい?」は訊かれない。常に「しなければならない」結果志向 コーチングはどうしたいに焦点当てる。できたかできなかったか結果を出すことより どういうプロセスを生きるかが大事。その人らしく生きることが大事。それを実現するには?を聴けばいい。
篠)ここに来たのは研修で先生に出会ったから。6年前に病気をしてこれからの生きようを探し始めた。20年のキャリアを生かすためには「してもらおう」と「しよう」とは大きく違う。まず自ら「しよう」
伊)継続しよう 結果志向だったのでもうだめだとあきらめる。しなければならない。殻に閉じこもっていたが 今のコーチングスキルを活かそう。
宮s)我が家を改装してディサービスを始めると言ったら母がキーィーッ!となって(笑)
宮崎)反対はあるけど 先は分からない。
天)してはいけないで育った。母は孫娘の付き合う相手が不満で 私にどうして止めないのと言ってきた。
宮崎)プロはネガティブをポジティブに言う練習をする。
駒)コーチングに来ているのはコミュニケーション能力を上げたいから。自分を責める癖があるので責めない練習している。未来をどうするかという発想 そのために今どうするかを考えるのは楽しい。
寺)どうしたいか・・最近スポーツ見ていると結果志向を感じる。自分もプロセスが飛んで結果ばかり考えている。しなければならないに流されているような気がする。
(2)3人組を作る
①コーチングについての疑問を出し合う
駒)何か出さないとダメだと思う。頭で作ったことを言う。
天)私も答えることに集中で何とか出そうと意識する。
宮崎)なぜ意識するの?
天)求められている気持ちになる・・判断したのかな。
宮崎)判断するというのは いいか悪いかになる。
天)そうじゃない ジャッジではない・・。
宮崎)出したいの?出さないと困るの? 出すことでどんな利点 報酬があるの?
天)とりあえず出してもしっくりこない。求められたら答えなくちゃ。わからないという言葉も出ない。
宮崎)出せないことは言えない。自由?不自由?
天)不自由だけど出せないのも不自由。
宮崎)どっちにいっても不自由にしているのは自分。
天)気づくと苦しい
宮崎)それは自然 気づきは不快 不快は嫌だから避ける人多い。
不快を通ったらああそうかと何かに気づき快になる。そこで終わる人多いが 行動しないと結果が出てこない。
<休憩>
☆デモンストレーション 1回目
篠)おばあちゃんが家に閉じこもっているので 困っている。
宮崎)困っているのは誰?
篠)外出しない 人とも話していない 家族が困っていると言う。
宮崎)どんなふうに困っているの?
篠)外に出ないと足腰が弱るし おばあちゃんの今後・・・・
宮崎)おばあちゃんの何に困っているの?
篠)病気になるかもしれない・・・
宮崎)どうなればいいと思ってるの?
篠)外に出て人と話をする機会があればいい
宮崎)その機会は誰が作るの?
篠)僕が
宮崎)僕がどういう状態を作るの?
篠)ディサービス 具体的には運動や話す機会があると伝える
宮崎)家族はどういう反応?
篠)困りごとが解消されると家族は思う
宮崎)何がテーマか不明確 わざと事柄だけで聴いた。
☆デモンストレーション 2回目
篠)ご家族から相談で おばあちゃんが閉じこもって運動もしないし 認知症も心配だと。
こちらからディサービスにつなげてしまうのはまずいと思いつつ 本人主体にするにはどう関わればいいのか・・・。
宮崎)本人主体にしたいと思う動機は何ですか?
篠)専門的な知識を押し付けたくないので コーチングをどう活用したらいいのか。
宮)コーチングを活用したらどうなると思う?
篠)本人の意向を聴いてからこちらのサービスにつなげたい。本人が今の生活をどう思っているか聞きたい。
宮崎)その目的は?
篠)本人が今後の生活を健やかに暮らす。
宮崎)健やかとは?
篠)・・・・・・・・・
宮崎)その人は健やかな生活を望んでいると思っているの?
篠)そう思いたい(笑)
宮崎)健やかな生活のために話を聴く 次に何をするの?
篠)サービスの提案をする
② デモンストレーション1回目と2回目の違いについて話す
篠)1回目は家族や本人に焦点を当てた。2回目は僕に焦点が。
宮崎)どうして「僕」に焦点を当てたのか?今の問題は誰の問題?
篠)僕の問題。
宮崎)事例の問題はほとんど自分の話にならない。憶測や想像の話。今ここにいるあなたの事しかわからない。プロはそれを聴く。問題所有の原理。
③今の話を聴いて思ったことを言い合う
宮s)ケアマネがよく陥るテーマだなと思った。
銅)自分のことなら話しやすくなる。子供が問題と思っていたが 私が問題だと思ったら出来事が見えて関われるようになった。
☆デモンストレーション1回目 銅さん:話す人 宮sさん:聴く人
☆デモンストレーション2回目 銅さん:話す人 宮崎さん:聴く人
(3)全体振り返り
駒)話す相手に焦点を当てる 自分に何回も質問する
寺)結局は自分に焦点を当てられたら素晴らしい。
銅)挨拶の話聞いてもらって小4の自分が出てきて楽しかった。
宮s)一生懸命にやり取り訊いていて家族が問題と思っていたが話し手が当事者。
篠)3回目の参加。どこに焦点当てるのか。体験して分かったことがあった。
伊)気づきの三角形 僕はすぐに逃げる。不快が大事。
江)コーチングがなじんだきっかけは 理性と感性を分けること。感性は快 不快
体に起きていることを感じると 相手の事も感じられるようになった。
天)感じるのが苦手。思考が先行する。
宮崎)思考型なら徹底的に思考でいけばいい。ちゃんと行き詰る。