コーチは敏感で新しい領域の話に立ち入る際には クライアントに許可を求める~相手に敬意を払う~
(1)講師コメント
宮)コーチングの本質を伝えるために僕はやっている。運動部の「あれやれ式」ではない。「皆やっているから自分もやる」は危ない。
ニュアンスを察しない人もいるが それは空気読めない人。察する 以心伝心で日本の文化だったが 今はちゃんと相手の表情を見る。
中)これを話すと決めないで話し始めると 無意識に話があちこちに行ってる。
宮)話すことが明確ではないのに話すあなたの意図は?
中)とにかく喋りたい。頭を整理したいとか。
宮)人との関係をつくりたくても作れない。真意が伝わってこない。話してみて自分が分からない時「言っている事伝わってますか?」
と確認すればいい。
(2)2名組をつくる 「相手に敬意を払うのはどんな時か?」5分×2
駒)相手の話で自分と意見が違う時 聴くのが難しい。
宮s)相手に気づかいや合意があることが大事。
銅)宮sさんは相手のしかめっ面を見て「今しわ寄ってましたね?」とすぐに聴く。
宮)自ら自発的に動く。
天)意見が違う時どうしてこの人はこう思うのかと考える。敬意を払っていない時は すぐに否定したり勝手に想像して確認しない。
宮)自分に敬意を払うというのは 行動で表現すること 自分をはっきり捉えておくこと 今の状態を把握しているかが大事。
伊)敬意を払っている時は相手を認め尊敬できる。話を聴きたい いい関係を持ちたい時。率直に思っている事を伝えられる関係。
古)違う価値観を受け止めることと聴き手の主体性が大事。率直に言うのも言わないのも自分で決める。
銅)自分の中の可能性・・ないと思ってたけどあると思った方が生きやすい。
細)学校教育が沁みていて欠点を補おうと考えるが あるものを磨くのがコーチング。
宮s)ケアプランを作る時 北海道のお年寄りはこれをやりたいを言わない。でもここから出発しないと。ディケアはやらせるだけだから。
宮)確かに北海道の人は言わないがお腹の中は違う。何十年生きた人生はその人が思った通り作り上げたもの。
古)欠けている所を埋めようとして 今こんな感じになっている。「あるものを使いなさい」が納得できた。従来のやり方を変えるのは大変。
トレーニング必要。
宮)本気度が高いと達成できる。私はボロ家がホントに嫌だったから 今ちゃんとした家がある。本気で嫌な思いに徹したら そうならない。
(3)2人組 5分×2
天)私は自分の思った通りの人生を歩んでいる。母の口癖は「言うことを聞け」だが 例え言うことを聞いてもそれを自分が選んだとなると不満ない。
駒)私は想像力があってネガティブが強い。否定的な可能性を考える。
宮)学ぶと視野が広がり選択肢広がる。今はAをとる・・これが主体性。コーチングの位置づけは 相手がやると言ったことをやってみれば
何が起こるかが分かる。保障のない人生を送っているのが我々。昔叔母にお金を借りようとしたら「銀行で借りろ」と言われ「あそうか」と。
その時困ったから知恵が出てくる。本当に困ったから知恵が出る。自分の中で答えを持たないと力はつかない。ピンチは必ずあるから。
(4)デモンストレーション 『今困っている事』 コーチング的に聴く
1回目 話す人:伊さん 聴く人:中さん
2回目 話す人:伊さん 聴く人:駒さん
宮)「どんな事を言いたいですか?」がベースになる。聴き手が行き詰るのは 本当に聴きたい事を聴いていないから。
相手の話をしっかり受け止めること。
(5)全体感想
中)相手に添って聴くとか質問するのが大事。私はちゃんと聴かず自分の思考を優先させている。
宮)コーチングは自分の考えにとらわれない。相手との線引きができる。
銅)デモンストレーションでどうなりたいのかと訊かれて困っているような伊さん。質問で混乱していくことある。
天)話す人は必ずしもどうなりたいかを考えていない。
宮s)自分がコーチならどんな質問をするか考えた。どんどんドツボにはまっていくのを見た。
宮)相手が何を言わんとしているかを感じとる。
白)相手に敬意を払うがよく分からなかったが大切に思うことだと。まず自分を大切にしていない。コーチングは私の在り方と真逆にある。
宮)あなたはないと思うが人はあると思っている。自分の思い方だけが真実だと安定はある。選んでいるのはあなた。
信じていないんだから人生に影響はない。ネガティブが見えてくるだけ 影響を受けなくていい。
古)結論急ぐ特徴がある自分。皆思った通りにやっている。
細)伊さんの話を聴いていると勝手に想像して決めつけたくなるし 解決したくなる。
伊)何を言いたいのか思っているのかがグチャグチャ。自分を分かっていない。まず自分に敬意を払おう。
駒)クライアントに敬意を払っていなかった。自分にとらわれていた。
宮)原点は自分。