宮)学んだことを生かして人に喜んでもらう体験はその人自身の力。学習したのはその人。
何かを喜んだとしても前に行かず「よかった」で終わる。苦しい時の方が学びになるが
それだけでもバランスが悪い。どちらにせよ歪みや偏りが生じる。
成長や成功は本人の解釈や思い方で決まる。「うまく行っている」「ダメだ」と思うのは自由 人生を作っていくのは自分。
自分の運命を気に入っても気に入らなくても 自分で作ってきたという意識は大切。
私には自分の考えがあるが人に強いることはしない。押し付けない 相手は全く自由だから無駄に話すことはない。
心の平穏・・自分の力に合った受け取り方をする。人の真似はその人らしくない。
私はトーマスレナードの影響を受けたがICF(国際コーチ連盟)にも彼の意識が入っている。
(1)2人一組 「心の平穏」について 自分の達成度を数値化する(宮崎コーチ作成のプリントより)
1 やった感想を出し合う
2 一つの項目を選び話す
3 コーチ役は質問し 最後に相手の思考性の特徴についてフィードバックする
中)最後までやり遂げた実体験の話をした。やっていくプロセスが大事。
宮)なんでプロセスが大事なの?
中)結果は誰にも分からないが プロセスに焦点を当てると認めていける。
宮)結果に焦点を当てた時はどんなメリットがあるの?
中)人に対して「やったよ」と言える。コツコツやる自分を励まして価値ある人間だと思える。
天)現実のありのままを以前は受け入れられなかった。自分で武装し戦っていた。嘘や見栄 逃げること 本当の姿を
認めなかった。今は「何と戦ってたの?だめな自分もいいと思ったよ」と受け入れられる。変化が大きかった。
中)武装した時はどんな感じ?
天)人からどう見られるか。良く思われたいから自分を飾ったり 見栄はったり平気な振りをしたり。
中)今はどう変わったの?
天)人の眼を意識しなくなり「素」でいられる。自分が嬉しいとか辛いとか 感情を感じるようになり 受け入れるようになった。
中)変わった自分をどう思うの?
天)とても楽。自分ではいいな。ありのままで自由さがあって心地いい。
中)他人の目から自分の目になったのは何があったの?
天)これでいいんだ 見栄や見えない敵と戦わなくていいと実感できた。
中)天さんは少しずつ自分を出してこのままでいいと自信を深めていった。
天)何を選んだの?
芳)「相手に対して自分がとった行動の責任を取る」「
天)理由は?
芳)先日ランチ会で失敗したので50点。友人が設定してくれたが体調が悪かった。コロナは陰性だったので参加したが
凄い咳が出て来て罪悪感が湧いて楽しめなかった。
天)責任をとれたと思ったの?
芳)陰性だったけどキャンセルと言っておけばいいのかなあ。
天)すっきりていない?
芳)どっちにしろモヤモヤがあったかも。こちらに罪悪感があっても古くからの友達は大丈夫だよと言ってくれるかも・・。
天)そういう受け取り方をしたら点数はあがる?
芳)はい 5点上がる(笑)
宮)もやもやしている芳さん。責任を取った対処の仕方は?
芳)皆にうつっていないか確かめることで対処することはできる。
芳)白さんは何を?
白)「感情に対して敏感になる。感情を無視しない」職場の人に「僕ならこうする」と言われた。「これからそうするね」と
言ったが夜になってムカついた。怒っている自分に気づいたら心がすっきり落ち着いた。
芳)ムカついて・・相手を見る目の変化は?
白)自分を見る目が変わった。怒っているのを認めて落ち着いて「私はこうだと思ってた」と気づいてすっきり。
芳)自分を大切にしている 相手にはどう接するの?
白)相手はこれをしてほしいがあるが 私は私のやり方でやろうと思っている。
芳)どんな気持ち?
白)なんかまた怒りが出て蘇ってきた。相手はそうすべきではないと思っているが伝えられない(笑)
白)どれを選んだの?
駒)「結果よりも心の平安を重視する」私は平安よりも結果に拘って落ち着かない自分だった。もっと平安に暮らせるといいなあと思った。
白)どうして結果を大切にするの?
駒)周りの目を重視していたから。
白)周りはどう見るのか?
駒)結果を出すと認められると思っている。
白)どんなことを結果を出すと言うの?
駒)試験に合格することが認められることだと・・でもそれは止めた。それより実際にボランティアに時間を使おうと思った。
他の人から認められることに拘らなくなった。
白)どうして?
駒)こだわっていても満足がない 何か違うなと思った。
白)私も何か違うなと聴いて終わりたい。最後に言いたいことは?
駒)心の平安を意識した 心が揺れる時に人のせいにせず穏やかになるために考えてみたい。
白)感じたことは・・私が分からなくなっていった。心の平安と言っているが 心が揺れているのになかったことにしているように感じた。
宮)相手が何を言っているのか分からない時 分からないで止める。角度を変えて聴いてみるのも一つだが 本人が分からないのに
分かり様がない。分からない事を分かるようにしようとするのは不自然。もっと混乱するので止めるのも正解。
言っていくうちに気づく人もいる。頭で作った話は理屈だけ。生産性がない。理屈で質問してもリアリティがなければ現実に起きてこない。
(2)同じ組 「個人の力」について自分の達成度を数値化する(宮崎コーチ作成のプリントより)
白)さっきより点数が低い「自分は~」になると低くなる
細)前より低い 価値が明確でない 啓発本は弱い。
古)全体的に低い 表現することは練習ではできるようになった。リスクを気にせずに。
二)自分の課題やテーマがいっぱいある。
駒)自分の判断基準が不明確。昔より本を読むようになった。
中)自分がやっていることには点が高く 人との関わりでは低い。
天)リスクを怖がらず何でも試みる」は点が高く 判断基準では低い
伊)「心の平安」より高い点数。判断基準が明確になってきたと思う。相手を無視することではなくまず自分が判断をする。
銅)相手の意見に左右されないでどう判断するの?
伊)相手の事も認めて「自分は○○をします」と言うので100点。
銅)すごい自信ですね。何があって100点なの?
伊)会社で皆に残業を減らそうと言って 皆その方向で努力をしている。自分の判断で物事を始めている。
銅)自分一人で突っ走っていない。相手とも合意を得ている。
伊)やっぱり100点です。
銅)伊さんは決断できる。相手と合意していると思った。
宮)今の銅さんは相手の話を自分の声に重ねていて危ない。自分にとって都合のいい解釈をしている。話を聴き間違えると
とんでもない事や思い込みにつながっていくから。
ICFの定義「パートナー関係」相手の人生を認めていくことが大事。こちらはおかしいと思ってもそれは相手の人生。
自己選択 自己責任 あいまいにしていると言うべきことも言えない。関係性が大事。相手をどう思っているか?人との関係に影響を
与える。こういうミスが危ないのは厳密には相手をディスカウントすることになりかねないから。
コーチが言う言わないではなくコラボレーション(共同性)の問題。勝手にこちらが受け止めたことを基に進んではいけない。
パートナーシップは日本ではまずないが その関係性があれば例え間違えてもフィードバックする。「分からないです」で止まることも正解。
銅)伊さんの事を分かったつもりで話を聴いていた。自分の思いも重なった。
宮)互いに本音で語り合えないと結局関係はゆがんでいく。言論の自由がなくなると勝手な解釈が始まる。
古)「相手に自分を表現することができる」が50点。
伊)どんなことからその点数になったの?
古)表現しないことはいいことだと思い 偉い人や男の人に対して被害者意識があるのでこれからの課題。
伊)自分の事がわからないと表現できないということが分かった。
宮)何が分かったの?
伊)自分の事を少しずつ分かってきたから表現ができる・・と分かった気になった。
宮)何も中身が分かってない。
伊)分かってないのに分かっていると思って・・知ることと分かっている事は同じじゃないと思ったばかり・・。
宮)分かるなんてまずない。簡単には言えない。
二)選んだのは「周囲の人に力を与える。相手の話に耳を傾けることで逆に自分が啓発される」ある勉強会で色々話をしてくれる。
フィードバックもありそれを聞いて自分も思うことがある。夫の文句にどうしてそんなことをいうのかと思うが 自分でタネをまいている。
自分の関わり方で相手の文句を言わせている。自分の在り方がみえて意識化している。
古)その意識化されて良かったことは?
二)そうだよねと言って相手を止めました。語ってみて自分がまだ啓発されたことについて分かっていないと思った。
宮)余計なタネをまかないというのは?
二)私の好きな歌手を夫は不愉快だと言うので「あんな恰好してたらびっくりするよね」と返したら「でもあの年齢でよくやって
いるな。それは認めるよ」と。
宮)中身がよく分からないで話が分かるわけない。
古)フィードバックとしては二さんは人の話を聴きながら自分の事を振り返っている。
宮)お腹の中に何があるかが聴き方に出てくる。嫌な奴と思えばそれも出てくる。実際にやっている事が重要。
思考・感情・行動のうち感情問題が一番厄介。
自分の中で完了していないと過去に縛られて不自由になる。厄介な事は相手ではなく自分。今に生きられない。
責任は責められて任されることだから大変だと思う。起こった事の対応は自分の力でやるしかない。怖いから逃げるという論法はない。
怖いのは自由だが車の事故を起こして逃げたら社会的制裁をうけることになる。
次回の宿題は「幸福と喜び」
何か起きた時に対応して終わらせる。人に押し付けることではなく 人がやってくれなくても関係ない。
結局自分が作ってきた自分の考え。相手に
押し付けない。起きた時から対応していけばいい。人とどう関係を作っていくかが重要。相互作用が起きる。
(3)全体振り返り
天)やっていることに点数をつけて自分をフィードバックする時間。自分を信じることが出来るようになってきた。意外なことも発見した。
宮)自分を信じていることも絶対ではない。ある角度からみたら「これ」を信じているだけ。AIが仕事をしても感情を出すのは難しい。
主体的じゃないとロボットの下になる。
古)点数が思ったより高かった。自分を理解できてお腹の中と言葉が一致してきた。自己一致をしたら元気でいられる。
二)話していて場面が浮かんだ。「こんな話をしても・・」という態度があって具体例を出さなかった。
宮)こんな話こんな事・・と勝手にディスカウントしている。
伊)「分かると知ってるは違う」と何回言われてもまたやってる(笑)先回り母さん。
中)感情を無視して理屈を言うのはAIが作動している。自分の感情を受け入れる。これをやっていないと人の話聴けない。
宮)セルフコントロール大事。感情を出す ちょっと出す 抑える それぞれ場面ある。
細)点数をつけて自分を点検。最後までやり遂げるが80点。障害あってもやり遂げることで自信が湧く。「こんな事」だから喋ってみよう。
芳)最後の統合性は自分でも課題。心の中に相反する感情がある。自分とも仲良く人とも仲良くしたい。
白)怒るのは良くないと思っていたが 少しずつ怒りを感じている。いつも笑顔でニコニコはいいことで 起こると周りの人が
良くない気持ちになると思っている。
駒)思い込んでいることを話してみて気づいた。心の平安は自分ではっきりしていないから相手にも伝わらないと感じた。
銅)今日も聴けていないと実感した。コーチングの基本はパートナーシップをどう作るか。自分の考えや言葉に乗せてしまう。
宮)思い込みが悪いわけではなく信念にもなる。ただ自分の思い込みが正しいというのが問題。
自分がA相手がBそれぞれが正しいと言えば対決。色々な見方がある中のAとBですねということ。
人というのは独自性があり 代わりのない存在。色々な考え方から選択する。