(1)考え方について
宮)コーチングは日本では企業の指導法として取り上げられることが多いが あくまで個人的世界を扱うもので誤解がある。
中)私は個人として見て欲しいという意識はあるが 昔の教育パターンが染みついているなと感じる。パターンで決められるのは嫌だと思う。
宮)物の見方。存在しているものを狭い視野で捉えるか 広い視野で見るか。お葬式にしても遺骨を灰にして海に蒔くやり方もある。
人生をどう考えているのか。自分の中が明確になっているのか。自分の考え方はどうなのか。
例えば私は自分を満たし自分を幸せにしている。現役で仕事をしていて人が傍にいてゴルフもやって幸せだと思う。
人の3倍仕事をしてきたが大事な友人は皆亡くなった。寂しいことを実感し満たされない所はこれから満たして行く。
その自分を基本として人生を考える。
アサーティブ(自分も相手も対等)な関係は自分も満たされるので重要な事。いかに対等でいられるか。心で感じるか。
安全でいい方向に行く関係。
(2)2人組つくる「自分の人生上の考え方」 コーチ役とクライアント役を交代でやる
中)芳さんと話したが生き方としては自由を大切にしている。話してみて共鳴した。自由は大事だという思いは一緒だった。
宮s)二さんと話した。仕事のきっかけについて話した。病院の配膳をしていたら家族からお礼を言われてびっくり。人のために生きる
生き方があると思った。久々にその体験を思い出した。
細)生きている事が嬉しい。ワクワク感や自由さを感じている。苦しくて大変だと感じていて時間が長かったが
学習して考え方が変わった。
芳)心のままありのままの自由がいい。自分の感情に鎧をつけていると気づいたので自分を見て行かないと。もっと中さんと話したかった(笑)
宮)自分を貫くために人を無視して生きることは現実的には不可能。いくらお金持っていても店に拒否されたら変えない。
こちらがやれと言って相手がやったとしても 相手がやらされた気分なら良くない。アサーティブな関係がないと共に良かったにならない。
年を取ると誰に嫌われてもいいと思うようになった。もう思いのままやっていいと考えたが 身についていないから出来ない(笑)
これはジジィの感想(笑)
天)自由について話した。自分は自由が欲しいので相手にもそれを認められるようになった。被害者的な受け止め方を
していたが自由だと私も相手も楽。
*デモンストレーション1 「私の生き方 人生観について」コーチ:白さん クライアント:宮sさん
<感想>
銅)白さんは丁寧に質問していた。宮sさんは自ずとはっきりしていった。
松)最初から宮sさんは心地よく話していらした。いい関係を作られていた。
*デモンストレーション2 「人生観について」コーチ:宮崎コーチ クライアント:宮sさん
宮)人生観についてお聞きします。個人的に一番大事にしている事は?
宮s)相手の言うことを否定しない。
宮)なぜそれが大事なんですか?
宮s)「それ違うよ」と否定すると自分を押し付けることになってコミュニケーションがうまく行かなかった。
争いごとにもなった。人と接することを避けていたがコーチングで否定しない考え方を知り 実践したら
コミュニケーションがうまく行った。
宮)肯定的に聴くことをコーチングで学んだ。肯定的に言ってよかった場面は?
宮s)スタッフの関わり方で一回受け止めてから話をするとうまく行く。
宮)それは上司と部下の関係。その他の外側の人とは?
宮s)監査の時 市役所からこうしてと言われてもノーと言うとうまくいかない。「どうしたらいいのか?」と
訊いたら「こうしたらいい」と。役割を持った関係。
宮)一般の人とのふれあいではどうですか?
宮s)しがらみがない時は肯定的になり喧嘩にならない。以前はとりあえずノーと言って関係が終わったが まず「そうですね」と。
どうやったらいいのかを訊くと関係はうまく行った。
宮)役割と個人的なコミュニケーションではどんな違いがありますか?
宮s)ちょっと違う。役割があると立場があって話している。役割がないと裸の状態。
宮)気持ちの違いは?
宮s)役割は緊張感あるが 個人だと「今度これやろうよ」という話になる。
宮)どちらを望んでいるのか?
宮s)役割のない付き合いをしたい。
<感想>
古)最初の質問で個人的な価値観を聞かせてもらった。
駒)質問者が違うと話も違う。立体的に聞こえた。
中)肯定的であることが今後の支えになるように質問していた。論理的な質問は支えになるのかも。
天)思いつくまま自由な話をひとつ一つ確認しながら 公と私の違いが整理されて話しているようだった。
細)相手の話を否定しないから ぶれずに質問していた。
芳)宮sさんの意識していなかったことを質問されていた。
銅)「個人的に一番大事にしていることは?」から始まって宮sさんの体験が出てきた。コーチの光の当てどころが違う。
宮)何を中心にして語るか。役割を通した話をしている人にあえて個人の部分はどうなっているのか。役割と個人 色々な面があり
どこに光を当てるかで質問が変わる。仕事とプライべートは違って当たり前。それしか話題がないと同じ話が多くなる。
幸せとは何かを考え続けているが世界中の人が幸せになったことは一度もない。死ぬまで追い求める。
カウンセリングに興味を持ったのは悩んだから。学習で乗り越え自分を救おうとした。カウンセリングも受け続けて22年かかった。
決して無駄ではない。積み重ねができるから。どんなにカウンセリングを受けても悩みが無くなるとは言えない。
今の自分のレベルに合った疑問は出てくる。今の私は結婚問題で悩まない(笑)人生の時期に合った悩みがある。
一人ひとり能力に合った事をやっているなと思えたらOK.。一方で一生不幸でネガティブでいたい人間もいる。
(3)2人組つくる 「自分の価値観について」
伊)コーチングを学ぶ前は正しいか間違いか損か得かが基準だったが 違うなと思うようになった。自分の考えを大事にすること。
宮)何が大事かを持っているのか。自分の価値で決めると修正が可能だが感情的に決めると当てにならない。修正が効かない。
古)自分の価値があることは自分の中をはっきりさせておくこと。良くも悪くも現在地を知ると安心した。大事にしているものはモヤモヤ。
迷子状態の時と今の違いが出てきた。
宮)迷子は起こるべくして起きている。
芳)価値を追求する話をしていて失敗しても死ぬまでやると決めている。それが自分。やりながら極めていく中で・・うまく言えないが
何でやっているのか?
宮)死んでないからやっている。少しでも楽になる方法を考える。その先にあるもの 何かはやる。生きているからそれをする。
二)宮sさんと組んだ。大事にしている事は先回りをしない事。孫が寂しいと言ったので「そうだよね 寂しいよね」と言うと前向きな言葉が返ってきた。
宮)いつものやり方を変えたのは何故なのか?なぜ先に行かなかったのか。「過去へ行くのはまずい」という考えもあるが事故の検証はする。
松)企業は先取をしてヒットするかしないかを大事にする。
宮)リモートの仕事では協力してやる仕事ができない。教室の窓を開けるなんて学生はしない。「開けてくれる?」と言えばちゃんとやる。
自分で振り返る心のスペースがない。一人ひとりの工夫は生まれない。
自分の都合がいいと良し 悪いとダメと判断する人が多い。連携が取れている会社はこれから差が出てくる。
使えるか使えないかという選別もあるし 時代感覚は変わってきている。
松)会社には今まで人材育成があったが今は個人に任せる。自ら研修に行けという姿勢。
*デモンストレーション3 「私の価値観について」コーチ:天さん クライアント:中さん
<感想>
古)天さんが自由についてエピソードや気持ちについて話を聴いていた。自由に生きられる。
駒)自由の話を聴いて自分の心も自由になるような感じがした。
芳)自由について質問によって話が変わる。また新鮮な話に聞こえた。
*デモンストレーション4 コーチ:駒さん クライアント:中さん
<感想>
松)先ほどは仕事の話だったが今回は個人生活での話だった。
(4)全体の感想
宮s)皆の前でセッションをやってもらった。学生時代に同じ話をしたら子供っぽいと笑われたのを思い出した。
宮)個性としての子供っぽさと場にふさわしくない子供っぽさ 二つある。
天)最初考え方についての話があったが価値とつながっている。
宮)同じ言葉でも私はこういうふうに捉えていると言っておく。
銅)何を大事にするかを味わう。振り返ることも大事。
中)宮sさんの子供っぽいはポジティブに受け取っている。私の価値は子供の頃から変わっていない。元々あるのかな。
宮)とてつもないことを考えることがビジョンになる。
白)母との関係についての考え方を話してみて こだわりで周りが見えなかったんだなと思った。価値についてお金の話をしたが本当にそれが価値なのかな?
芳)5歳の頃があって今の自分があり高齢になっていく。今まだ確立されていない。人の価値観を変えることもやりたい。
伊)過去の価値観は今とは違うので それを変えている。どうなっていくのかな。
駒)相手の事を分かったつもりで話を聴いていた。先に進むことを大事にしている。
細)価値を探し出す経緯が楽しい。自分らしいものが好き。これからも発見していく。
二)同じ人でも聴き手が変わると話が違っていく。不明な点が明確になっていく。
古)「迷子の私」を味わいたい。