1)「コーチングバイブル」(P246~7)
宮崎)コーチングは日本に入ってきて14年くらいしかたっていない。人には可能性があるという前提があるが 面白い論点として「果たして人には可能性があるのか?」「その人の中に本当に答えがあるのか?」がある(笑)その問いに対して自分の中にどんな答えがあるだろうか。コーチングに対する考え方も色々あるが 私はコーチングバイブルという本から強く影響を受けている。コーチングバイブルCo-Active Coachingの一部を読む)今日本にかけているのはビジョン。ビジョンを持つ事は勇気が要る。怖さがあるから。現実はある面残酷だけどそれに直面することがコーチングだと私は捉えているが 人は心地のいい方に逃げたくなるのでそういう社会になっている。コーチングをやっている人はどんな仕事をしているかではなく 自分の価値がどう高まるかが大切。「何を得るか(充実感)など」が大事。人の存在は周囲に必ず影響する。
三)何のためにコーチングを学ぶのかをもう一度考えて行きたい。人とのコミュニケーションを良くして信頼関係を作りたいのがベース。
藤)仕事を通して変化を起こすという言葉に自分の事を考えた。仕事を通してこういう場に来るようになって学ぶ場が増えた。
宮崎)どういう仕事をしているかではなく 仕事を通してどれだけ自分の価値観を高められるかが大事なポイント。私達は職業でランク付けする意識がどこかにある。自分が今やっている事に誇りをもっているか。昔初めて職場(幼稚園)に行った時20年のベテランに「今日と言う日は初めてだから 私もあなたも同じ」と言われたが これが僕流に言うプロ。
柳)素直にそうだなと。思い出したのはディズニーランドのスタッフ。そういう心がけなんだろうなと。
澤)話を聞き合えるというのは私の理想郷。職人さんや建築現場の人で仕事を丁寧にやっている姿を見ていると感動する。
中)外側の条件ではなく自分の中がどうあるかが大事だと感じる。外から見ての評価ではなく与えられた中で自分の力を出すこと。自分への誠実さ。
宮崎)思ってもいても動けない事はたくさんある。今日はどうだったかは振り返る時にやればいい。
大)ビジョンを掲げるという話。ビジョンがはっきりあると他の事が全部つながっていると思える。気持ち的に希望がもてるしプロセス思考になる。
銅)自分はどういう価値を持っているか。たまたま主婦をやらせて頂いている。毎日のご飯作りもやらされていると思うより そういう立場でどうおいしく食べられるか工夫しようと考えられるのはコーチングの勉強の成果。
本)コーチングによって価値を見いだせるか。聴くことの大事さ 話す事の大切さ 奥深さを勉強している。どう話せば理解してもらえるか。
宮崎)コーチングバイブルをもう一回読む。最初聴いた時とちょっと話をしてから再度聴くのと意識が変わると思う。
2)2人組をつくる テーマ 「聴いて心に残った事」
澤)人に対して社会的な地位だけを意識せず 相手とちゃんと相手を認めて話を聴ける人が増えればいいねと。本当のことが話しやすくなる。力関係で言えない事が溜ってしまい大きな問題が起きてしまう。
宮崎)その問題が起きた時がまた学びの機会にもなる。
三)人としてごく自然なあり方だと感じた。基本的なことと人を認めることは意識せずにそれが出来るようになればいいなと。
宮崎)無意識にやっている事を意識化するのもコーチング。意識化することでもっと有能になることもある。意識化の無能もある。無意識の有能化もある。
無意識の無能が最悪(笑)
中)船渉さんの話を聴いていた。私が理解した事は「そうだなと思うけど難しいね」ということ。ネガティヴな感じだけ残っている。私が訊きたいことが多くあった。
船渉)てっきりもう中山さんも十分納得されて共有できて話が完結したと思っていた(笑)。ところがどっこい人は分からない。さっきまでは90%伝わったと思っていたのに 今の中さんの話を聴いたらそうでなかったと。
佐)デンタルケアの話が出た。相手から送迎の話が出た時に自分が道を覚えるのが苦手なので大変じゃないかなと思ったり。職場は20人くらい。ノルマがあるが一人ひとり丁寧に仕事をしたいので悩む。頑張りが報われず 責められる事が多い。何をやっても無駄かなと悲しい気持ちに。一人だけがコーチングの勉強をしてもなかなか変わらない。
宮崎)上層部に提案しても必ず否定される。「いいからこれやれ」と。その時に大事なのは相手が何を考えているのかということ。
柳)相手も自分も介護施設が職場。運転手をやっているので利用者や職員との対話がある。僕自身はコーチングで学んだ事を実行できればいいと思っている。
他の方もこういう場で学んでほしい。
高)最近は意識しなくても相手を見ている。切り替えがつくようになった。授業も双方向でやっている。医療の歯科衛生士をやっているから 明日会えないかもしれない患者さんに対して今やれる事は何だろうと。コーチングは相手を尊重することだよなと。ある患者さんを見て今日が最後だろうなと感じた。手を握ってありがとうと感謝された。皆が同じ方向を向いてそれぞれやれる事をやっただけなんだけど結果はこうなった。相手の雰囲気を感じてそれに応じる事をやるだけ。でも感謝が返ってくる。
宮崎)自分がやれることをするというのは自分を大事にすること。自分の価値を人様に与える事。コーチングの大事なポイント。自分本位が大事。自分を大事にするには 相手も大事にしないとできない。すごく自分の事を考えたらいい。「誰かのために」とか「誰かに尽くした」とかよく言うけど。原点は常に自分。人の為と書いて偽と言う。
本)高さんの「今日は最後かもしれない」という言葉。私も高齢者ディケアをやっているが利用者さんはどうなるか分からないから希望もすぐ実行するようにスタッフに言っている。高さんとすごく共感できた。
藤)印象が残った事が変わらなかった。そこから話が始まった。
細)私は理想だなと。自分とは程遠い。外側からの見方を意識している。自分は何に価値を置いて生きているのかを探していかないと。
光)自分の価値観で周りを見ていて 心配しなくてもいい事を心配している。「これで幸せ」と考えるといいのではと。
羽)ここに自分が来る前に何をしていたか謎が解けた。言葉を拾うのが好き。中身がいろいろあるなと感じた。
銅)2回聴いたがやはり同じ所が残った。どのように取り組んでいるかがあり方。私は家でありがとう運動をして 夫にメールでありがとうと送ったら 「本当にその気持ちがある時だけでいい」と返事が(笑)
<休 憩>
宮崎)「一瞬一瞬を軽やかに」というのはつまりこだわらなく柔軟性があるということ。お互いの思い違いをどう修正していくか。それには自分がオープンになることや積極的な関わりが大事になる。
3)3人組をつくる
クライアント役は好き勝手に話す コーチ役はダンスするように受け止める
大)自分を大事にしつつやれる事をやって 相手に役立ち喜んでもらえることを日常的にやっているという話をした。
藤)なかなかダンシングのように軽やかに聞けなかった。高さんの話を聞いて刺激を受け私も頑張ろうと思った。
高)好きな事を話すとダンスになる。つい友達言葉になっていい感じだった。
細)羽さんが楽しんでいる話をしたので 皆その雰囲気になった。私は分からない事を質問したが楽しさは伝わってきた。
澤)ダンスは得意だけど 相手の話の出だしを忘れてしまう。
銅)自分本位という言葉を改めて考えた。相手を大事にすること。
中)自分が勝手に思い込んでコミュニケーションが双方向になっていなかった。思い込みを防ぐには確認する。「今こう思った」と表明したい。今の自分の位置を確認する。
船渉)二回目も中さんと組んで分かって頂けたので 大変いい気分で帰れます。
三)話し手の最初の言葉をしっかり捉えているなと自分の中で感じた。聴き方が変わった。
佐)夏バテの話 健康話し 疲れている話が出た。本人が話したい事より自分が聴きたいことを聴いていた。本さんは講義の準備に時間をかけたと言っていたが それだけエネルギーがあったからできたと思う。
本)柳さんからガンの話を色々聴いて最後に「私の話を聴いて頂いて」と言われたので
しっかり聴けたかなとふと思った。
柳)コーチ役は不得意で嫌い。その場面が来たら帰りたくなる。嫌だけど逃げてちゃいかんなと。